だいすきなお父さんと過ごすミッフィーちゃんの特別な1日

海外絵本・英語絵本におすすめの『miffy at the zoo』

ある晴れた日のことです。ミッフィーちゃんのお父さんは、とても良いアイディアを思いつきました。

原文:
“I’m going to the zoo today. Come with me, Miffy dear.”

日本語訳:
「今日は動物園に行こう。一緒においで、ミッフィー。」

 ミッフィーちゃんは大喜びです。しかし、同時に不安な気持ちもよぎります。

原文:
“It’s a long long way away. I hope the train’s not late.”

日本語訳:
「動物園は遠い遠いところにあるよ。電車が遅れていないといいな。 」

動物園までの長い道のりを電車で向かうことにしたミッフィーちゃんとお父さん。大きくて速い電車に乗り、先ほどの不安もすっかり晴れていきました。車窓から見える景色をお父さんと楽しみます。

1時間もすると、二人は動物園に到着です。動物園に入ると、早速オウムが「こんにちは」と出迎えてくれます。シマウマ、カンガルー、ゾウ、サル、キリンと子ども達に大人気の動物たちがミッフィーちゃんを迎えてくれました。ミッフィーちゃんは大きなゾウガメの背中に乗って日が傾くまで動物とのふれあいを楽しみました。

海外絵本・英語絵本におすすめの『miffy at the zoo』

海外絵本・英語絵本におすすめの『miffy at the zoo』

 

単語を説明することが言語能力を育てる

この絵本の中で、ぜひ注目して欲しいところは「メタ言語」がよく使われていることです。メタ言語とは言葉を説明する言葉のことです。たとえば、ミッフィーちゃんがシマウマを見つけたときに

原文:
“Funny little horse. A horse with stripes all over it.”

日本語訳:
「小さくて変わっているウマだよ。しま模様が体中にあるウマね。」

 と言っています。このセリフでは、「シマウマ」を辞書のように説明するためにミッフィーちゃんがメタ言語を使っています。

 他にも、ゾウについてミッフィーちゃんが説明する場面もあります。

 原文:
“He’s so huge, and look, he’s stretching out his trunk to take a piece of bread.”

 日本語訳:
「すごく大きい。見て、木の幹みたいなお鼻を伸ばしてパンを取っているね。」

言葉を覚え始めた子ども達にとって、相手に何かを伝えようとしたときに「あの名前がわからない」といった場面がたくさんあります。子どもが何を伝えたいのかを理解するためにパパやママが「それはどんなもの?」と問いかけると、子ども達は自分の知っている単語を駆使して表現しようと努力します。この努力を積み重ねることが、子どもの言語能力を育てることにつながるのです。

絵本のミッフィーちゃんのように、子ども達が大好きな動物や乗り物など身近なものについて説明することは、子ども達の語彙力や表現力を養う良いトレーニングになると思います。

海外絵本・英語絵本におすすめの『miffy at the zoo』

お父さんとのお揃いファッションにも注目

本書は「Miffy”s library」シリーズとして、1963年にオランダで出版されました。その後、英語翻訳版が1997年にイギリスのEgmontから発売されました。他のシリーズと同様に、正方形で子どもも持ちやすいサイズの絵本です。背景や周りが原色に近い色をしているのに対し、ウサギのミッフィーちゃんは真っ白で、そのコントラストが主人公を際立たせます。絵本の中に登場する動物たちも本当にカラフル。作者のユニークな色使いは、子ども達の自由な色彩感覚を育てます。

絵本の中に出てくるファッションにも注目です! ミッフィーちゃんの襟付きワンピースがさりげなくお父さんのネクタイとお揃いの色でとって可愛らしいですよね。最近はSNSなどで家族のお揃いコーデが流行っていたり、家族みんなで着られる商品を扱っていたりするアパレルショップも増えました。

服装をまるっきり揃えることが恥ずかしいお父さんにも、ミッフィーちゃんのお父さんのような小物使いでしたら簡単にまねできるので是非自分のファッションに取り入れて週末を子ども達と楽しんでほしいですね。

海外絵本・英語絵本におすすめの『miffy at the zoo』

私達家族と友人を結ぶミッフィーちゃん

ミッフィーちゃんは、私達家族と友人を結んでくれるキャラクターでもあります。大学時代に仲良くなったオランダ出身の友人とは今でも親交があり、主にSNSや手紙で交流を続けています。

私が息子を出産した時にも、友人がお祝いにと沢山のミッフィーグッズを贈ってくれました。そのうちのひとつであったミッフィーちゃんのオルゴール人形は、息子の大のお気に入りで、毎晩寝る前に必ず聴いています。オランダと日本は距離があって友人に会いに行く機会はなかなか作れないのですが、ミッフィーちゃんを見ると友人と過ごした学生時代の思い出が昨日のことのように思われます。

海外絵本・英語絵本におすすめの『miffy at the zoo』

絵本の中のミッフィーちゃんのように、普段はお仕事で遊べないお父さんとお休みの日にお出かけできることは、それだけで子ども達を特別な気分にさせるものです。私もワーキングマザーで、週末は家でゆっくりすることが多いのですが、息子と過ごせる日を大切にしてワクワクする思い出をたくさん作ってあげたいなと思わせるお話しでした。

プロフィール

mayuko

ライター:mayuko

外語大学で第二言語習得やマルチリンガル教育について勉強しました。卒業後、モスクワ生まれのロシア人と結婚し2015年に長男を出産。家族全員で日・露・英のトライリンガルを目指しています!
平日は正社員として働いているため、子どもと遊ぶ時間が充分に取れないことに対して罪悪感に苛まれる時もあります。せめて動物と電車の絵本が大好きな息子のために、いつでも好きな時に本を読める環境を作るよう工夫しています。

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