親子共通の思い出にしたい一冊「くるみ割り人形」

海外絵本・英語絵本におすすめの『The Nutcracker』

クリスマスシーズンというのは、なぜなのか、不思議なことが起こるような予感がします。
そんな、クリスマスならではのファンタジーを感じるこの物語を読めば、クリスマスシーズンが、もっともっと大好きになるでしょう!

It was Christmas Eve, that special night when magic can happen.

あらすじ

海外絵本・英語絵本におすすめの『The Nutcracker』

クリスマスイヴの夜。
クララは、おじさんから、くるみ割り人形をプレゼントされます。みんなはブサイクな人形だと笑いましたが、クララはとても気に入りました。

その夜、皆が寝静まると家じゅうのネズミたちが、クララのもとに集まってきたのです。ネズミが狙っているのは、くるみ割り人形。くるみ割り人形は、目覚めたほかのクララの人形たちとともに、ネズミと戦います。危うくネズミたちにやられそうになったとき、クララがとっさに投げつけたスリッパが、ネズミの王様に命中し、クララたちは戦に勝利したのです。

その瞬間、くるみ割り人形は、美しい王子様へと変身し、クララにお礼を述べ、一緒に自分の国へ来てくれるように誘います。王子は、ネズミの王様に呪いをかけられ、醜いくるみ割り人形の姿にされていたのでした。二人は、お菓子の国へ行き、結婚し、幸せにくらしました。

クリスマスシーズンを家族で楽しむ欧米の人たち

海外絵本・英語絵本におすすめの『The Nutcracker』

主人公クララのおうちには、大きなクリスマスツリーが飾られています。

日本のツリーは、ピカピカ光る電飾ライトがついているものが主流ですが、欧米では、本物のモミの木(fir tree)を使い飾りつけをすることも多いのです。木に飾る装飾品、オーナメント(ornament)も、家に代々続くものを残している家族もいます。

クリスマスやクリスマスイヴ当日だけでなく、ツリーに飾り付けをする日も、家族にとっては、大切なイベントなのです。そのため、欧米では、クリスマスシーズンになると、野外でクリスマスマーケットが開かれて、多くの家族連れでにぎわうのです。

特に、ドイツのクリスマスマーケットは有名で、ホットワインやソーセージなどを食べながら、華やかに飾り付けられたマーケットを見て回るという楽しいイベントとなっています。

そして、クリスマスマーケットに必ず置いてあるのが、くるみ割り人形(the nutcracker)なのです。

「くるみ割り人形を実際に見たことがない!」というママや子どもたちには、代官山にある“代官山クリスマスカンパニー”という店をおススメします。クリスマスグッズを一年中販売しており、クリスマス一色の店内を見るだけでも心がウキウキしてきますよ。

楽しい絵を見て、語り合った時間は、将来大切な思い出に変わる。

海外絵本・英語絵本におすすめの『The Nutcracker』

絵本『The Nutcracker』は、ドイツの作家E.T.Aホフマンが1816年に出版した物語『くるみ割り人形とねずみの王様』が原作です。チャイコフスキーのバレエ組曲「The Nutcracker」の原作として有名な作品です。

その後、多くの作家や画家が、この物語に魅せられ新たな絵本を出版してきました。ホフマンの原作は、長い童話なので、今回ご紹介するEmma Goldhawkがリライトしたストーリーは、わかりやすく作られていると感じました。

Emma Goldhawkさんは、イギリスの編集者で、ほかにも子どもの本を多く手掛けています。『Playtime Teddy』(『ふわふわくまちゃん』,大日本絵画社刊)、『Jolly Snowman 』(『ゆかいなゆきだるまくん』,大日本絵画社刊)などの、パペットブックシリーズを出版しています。

そして、子どもも大人も夢中になるような素晴らしい絵を描いたのは、Lisa Evansというイギリスのイラストレーター。淡い色彩で、はかなげな印象でありながら、どこかコミカルな部分のあるイラストがおもしろいです。

6才になったお姉ちゃんは、表紙を見た途端「わぁきれい!」と感動していました。ところが、お菓子の国の場面では、なぜか“うんち”のような物体がいるのです。「これって、なんだろうね?」と、二人でこの物体について語り合った時間は、とても楽しかったです。遊び心がある絵というのは、子どもの心をグッとつかみますね。

日本語と英語の混合読み聞かせで、賢く英単語を覚えましょう!

海外絵本・英語絵本におすすめの『The Nutcracker』

『The nutcracker』は、少し長いストーリーなので、全文英語で読み聞かせるのは、ちょっと難しいかなと感じました。そういう場合には、ところどころ、日本語と英語を混ぜながら、テンポよく読むように心がけています。

例えば、ネズミの王様とクララたちの戦いの場面です。

 

原文

“With a piercing shriek, the mouse King charged at the Nutcracker, and

The Battle of the Playroom began.”

 

日本語訳

「耳をつんざくような金切り声をあげると、ネズミの王様は、くるみ割り人形めがけて

突進しました。プレイルームの戦いが始まったのです」

 

日本語と英語の混合読み聞かせ

「耳をつんざくような金切り声をあげると、the mouse kingは、the Nutcrackerめがけて突進しました。The Battle of Playroom 子ども部屋の戦い が始まったのです。

 

このように日英の単語を織り交ぜて読むことは、子どもにとっていいのかどうか実証はありません。ただ、私自身、学生時代に、必死に英語を勉強していた時期があり、同じ学校の友人たちとは、英単語を織り交ぜて会話を楽しんでいました。

格好をつけているわけではなくて、四六時中英語のことを考えていると、自然と、英単語が、日本語の単語よりも先に頭に浮かんできてしまうのです。自然な感覚を子どもにも味わってもらって、もっと英語に興味を持ってもらいたいという、親として少し打算の読み方です。

the mouse kingのような固有名詞を必ず英語で読むようにすれば否応なしに覚えます。そして、The Battle of Playroomのように、テンポのあるわかりやすいフレーズを、一度英語で読み、日本語の意味をつけることにより、readingの区切りはここなのかということを、感覚的に知ってほしいなと期待しています。

海外絵本・英語絵本におすすめの『The Nutcracker』

誰もが寝静まった夜中。自分の持っているおもちゃや人形たちが、動きだして、お茶会でもしているのではないか? と、想像したことありませんか? 『The Nutcracker』は、そんな子どもたちの夢が具現化したストーリーです。クリスマスイヴならではの、ファンタジーあふれる物語をお楽しみください。

プロフィール

ブルア

ライター:ブルア

絵本大好きライター。学生時代に英検2級を取得。
日本語と英語両方の出版がある絵本は、なるべく両方読むようにして英語の勉強を続けています。最近の図書館には、英語版も置いてあるので、とても助かります。
6歳と1歳になる女の子の叔母です。読み聞かせをする本は、なるべく文章が少なく、絵が楽しいものを選んでいます。楽しく英語を学んだ記憶は、子供たちの中に確実に残っていくと考えています。

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