英語の面白さを教えてくれた日本の絵本『そらいろのたね』と朗読CDでした!

海外絵本・英語絵本におすすめの『theblueseed』

6才の姪は、英語を勉強することは嫌いではありません。歌を歌ったり、単語を覚えたりすることは大好きで、覚えた単語を自慢げに教えてくれることもあります。

ただし、英語の文章となると、まだハードルが高いのでしょう。「わからない、むずかしい」というような否定的な発言をよくしていました。それでも、絵本のおもしろさにつられて、英語絵本のよみきかせにつきあってくれていたのだと思います。

ところが、今回、この絵本を読み、本人の英語絵本に対する取り組み方が、ガラリと変わったのを感じました。英語で本を読むということのおもしろさに気が付いてくれたのだと思います。

英語絵本読み聞かせの救世主は付録のCDだった!

海外絵本・英語絵本におすすめの『theblueseed』

今回読んだ『The Blue Seed』(『そらいろのたね』、アールアイシー出版社刊)には、付録のCDが付いており、ネイティブスピーカーの読み聞かせが収録されています。

BGMもなく、淡々と英語で読んでいくだけですが、このCDを聴きながら絵本を読んだことが、姪の中の英語に対する興味のアンテナに触れたのだと思います。

ネイティブではない私が読み進めるよりも、よりスピードがあり、テンポがあります。当然、単語の読み方につっかかるところもなく、スムーズに読み進められていきます。

CDの英語版の読み聞かせが終わると、みずから日本語版の『そらいろのたね』(福音館書店社刊)を取り出し、楽しそうに読んで聞かせてくれました。

そして、そのあと更に、英語版と日本語版を両方持ってきて、おなじページを開き、日本語を声に出して読みながら、英語の文字を指で追って、絵本をもう一度読み始めたのです。

今回、私は何も助言していません。この行動を自ら行ったということは、英語で文章を読むということが、楽しいと感じ、興味をもってくれたということです。

日本語を読みながら英語の文章を目で追うのは高度な英語学習法

海外絵本・英語絵本におすすめの『theblueseed』

姪は、日本語で文章を読みながら英語の文書を指で追っていました。なぜこのような行動をとったのか不思議であり、とても驚き、唖然としてしまいました。実は、これ、大人顔負けの英語学習法です。英語の文章を目で追いながら、日本語訳を読むなど、大人でもなかなか難しいことです。脳の中で、translation(翻訳)をして読んでいることになるからです。

さすがに、「指で追っているとはいえ、英単語まで意識して読んではいないだろう?」と心の中で思いつつ、彼女が絵本を読み進めるのを聴いていました。すると、物語のクライマックスの場面を、このように読んだのです。

原文
“Then the house began to shake. The roof, the walls and the widows all began to crumble and fall away like blue flower petals.”

姪の朗読
「いえが おおきく ゆれたかとおもうと、まるで そらいろの はなびらが ちるように、やねも かべも ウィンドウも、くずれはじめました。」

日本語版では、「やねも、かべも、まども、」となっているところを、「やねも かべも windowも」と、読んだということは、「まど」を「window」と咄嗟に頭の中でtranslation(翻訳)したことになります。わたしにとっては、衝撃的なできごとでした。

絵本を読み終わった後に、「なぜ“まど”を“window”と読んだのか?」と聞いてみました。すると、そのことにはまったく気が付いていませんでした。無意識のうちに、そう読んでいたのです。そして、「まどって英語でwindowでしょ?」と当然のように答えていました。

英語に興味を持たせてくれたのは、日本の絵本

今回、日々の英語よみきかせが無駄ではなかったことを教えてくれたのは、外国の絵本ではなく、日本の絵本でした。

日本では累計472万部も発行されている大ベストセラー『ぐりとぐら』(福音館書店社刊)や、『いやいやえん』(福音館書店社刊)を創作した中川李枝子(作)、山脇(旧姓大村)百合子(絵)の姉妹コンビの作品です。

代表作の『ぐりとぐら』は、英語、デンマーク語、フランス語、中国語など10か国語に翻訳されて、世界各国で愛されています。

実は、この『そらいろのたね』にも、ぐりとぐらが、ちょこっと登場しているのです。ファンを喜ばせるsurprise(おどろき)が、うれしいですね。

二人の作品は、実の姉妹ならではの、あたたかい家族的な雰囲気を感じさせます。「少女時代に想像の世界で、二人でこんなふうに遊んでいたのだろうな」と、思わせるファンタジーな世界感に、今でも多くのファンが魅了されています。

作者の中川李枝子さんは、スタジオジブリの映画「となりのトトロ」の挿入歌「さんぽ」の作詞をされた方です。子どもたちの大好きな歌ですよね。長年、保育士をなさっていて、絵本からも「子どもがほんとうに好きなのだなぁ」という気持ちが伝わってきます。子育ての本『子どもはみんな問題児。』(新潮社刊)も執筆されています。気になった方は読んでみると、あたたかい気持ちになると思いますよ。

プロフィール

ブルア

ライター:ブルア

絵本大好きライター。学生時代に英検2級を取得。
日本語と英語両方の出版がある絵本は、なるべく両方読むようにして英語の勉強を続けています。最近の図書館には、英語版も置いてあるので、とても助かります。
6歳と1歳になる女の子の叔母です。読み聞かせをする本は、なるべく文章が少なく、絵が楽しいものを選んでいます。楽しく英語を学んだ記憶は、子供たちの中に確実に残っていくと考えています。

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