「ピーターラビット」シリーズで目上の人に敬意を払うことの大事さを再確認

海外絵本・英語絵本におすすめの『the-tale-of-squirrel-nutkin』

おなじみのピーターラビットの著者がお届けする、擬人化された動物たちのおはなしです。主役はいたずら大好きな小リス。自由気ままにふるまう小リスは、仲間と同調せずいつもふざけています。来る日も来る日もナッツの収穫の仕事もせず、目上の人にもきちんと挨拶できない小リスに起こった、手痛い人生の授業料のおはなしです。

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おふざけ大好きな小リスの運命は!?

海外絵本・英語絵本におすすめの『the-tale-of-squirrel-nutkin』

湖のはしに、お兄さんとたくさんのいとこたちと一緒に暮らしているナトキンは、大きなモフモフのしっぽが特徴の小リスです。秋になりナッツが美味しくなる頃、リスたちは小枝で作ったいかだで、湖の中央にあるたくさんの木とナッツの茂みに覆われた島を目指します。

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その島はブラウンじいさんと呼ばれる、大きなフクロウが司っていました。

原文
“Old Mr. Brown, will you favour us with permission to gather nuts upon your island?”

日本語訳
「ブラウンじいさま、あなたの島でナッツを収穫することを許可していただけますか?」

持ち寄ったお土産を渡し丁寧に聞く仲間たちをよそに、マナーの悪いナトキンはピョンピョン跳び跳ねながら、ブラウンじいさんをからかったようなクイズを出します。しかし、ブラウンじいさんは気にも止めず目を閉じて眠ってしまいます。それを確認した他のリスたちは、持ってきた小さな袋にナッツを詰めて帰りました。次の日もやってきたリスたちは、昨日と同じ様に丁寧にブラウンじいさんにはなしかけますが、またもからかうようなそぶりのナトキン。

海外絵本・英語絵本におすすめの『the-tale-of-squirrel-nutkin』

彼の行動は日に日に酷くなっていきました。それでもじっとしたままのブラウンじいさんでしたが、とうとう6日目のことです。調子に乗ったナトキンは歌いながら踊りまわり、ブラウンじいさんの頭に飛び乗ったのです。 

原文
“Then all at once there was a flutterment and a scufflement and a loud “Squeak!””

日本語訳
「そこら中が、バタバタと大騒ぎになり「ギャー!」と大きな声がして。」

堪忍袋の尾が切れたブラウンじいさんにナトキンは捕まってしまいます! ナトキンは一体どうなってしまうのでしょうか?

海外絵本・英語絵本におすすめの『the-tale-of-squirrel-nutkin』

イヤイヤ期の次女はおふざけ大好きなナトキンと一緒

当時イヤイヤ期の真っ最中だった次女。 食事はもちろん、おきがえも、おふろも、おうたも全てイヤイヤ。その上、いたずら大好きで家のソファーや椅子、カーペットなどに落書きをしてしまい、親の私も困っていました。そんな時、主人が本棚から見つけてくれたこの絵本。いたずらもある程度までは可愛いのですが、度を越すと大変な目にあうことを学び、少しは反省したのかもしれません。今では、上の子が読み聞かせを手伝ってくれ、姉妹二人で仲良く絵本を読んでいます。

海外絵本・英語絵本におすすめの『the-tale-of-squirrel-nutkin』

原文
“Riddle me, riddle me, rot-tot-tote!
A little wee man, in a red red coat!
A staff in his hand, and a stone in his throat;
If you’ll tell me this riddle, I’ll give you a groat.”

日本語訳
「なぞなぞだすよ。答えてね!
赤いコートのちびっこは!
棒を手に持ち、喉には小石;
このなぞとけたら、銀貨をあげる」

音遊びを楽しめるナトキンのなぞなぞの部分は、英語の練習にもなり、私もくりかえし読む様に心がけています。

著者ビアトリクスさんの生誕150周年 

2016年はビアトリクスさんが誕生してから150周年の記念の年ということで、日本各地でたくさんのイベントが開かれています。自然をこよなく愛したビアトリクスさん。ビアトリクスさんが丁寧に描いた、可愛い動物たちの世界を体験してみてはいかかですか?

ピーターラビットをはじめ、ビアトリクスさんの絵本は、可愛いく実物に忠実な絵からは想像もつかない様な人生の教訓を学べます。いたずらばかりで目上の人への敬意を怠ったナトキン。子供たちに、これからの人生でも大事なことをきちんと教えていきたいですね。

【関連情報】「ビアトリクス・ポター生誕150周年ピーターラビット展」

プロフィール

Sorairotaraco

ライター:Sorairotaraco

9歳と4歳の娘のハハです。
上の子は目下本の虫。下の子も本の虫候補生で、毎晩絵本の読み聞かせを心待ちにしています。
苦手な英語とフランス語の発音は、声に出して読みながら何度も繰り返し、コツをつかみたいと日々奮闘中。英語の言葉遊びの楽しさやフランス語の音の美しさを、絵本で体感しながら読み聞かせを楽しんでいます。

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