『はらぺこあおむし』の次はこれ! エリック・カールがお送りする働きもののクモさんのお話

海外絵本・英語絵本におすすめの『The Very Busy Spider』

The Very Hungry Caterpillar board book』(『はらぺこあおむし 』,偕成社社刊)ですっかりお馴染みのエリック・カールの『The Very Busy Spider』(『くもさんおへんじどうしたの』,偕成社社刊)は、乳幼児から園児まで幅広く楽しめる働きもののクモさんのお話です。

農場の柵に1匹のクモが現れて、巣を作り始めるところから物語が始まります。クモがせっせと巣を作っていると、そこへ馬、牛、ヒツジ、ヤギ、ブタ、犬、ネコ、アヒル、ニワトリと次々にやってきて「クモさん、いっしょに遊ぼうよ」「いっしょに〇〇しない?」と誘います。しかしクモは巣を作るのが忙しくてお返事ができません。クモの巣はページをめくるごとに、どんどん出来上がってきます。動物がやってくるたびに、さりげなく登場しているハエにも注目。このハエとクモさんが一体どうなるのかは最後のお楽しみ!

日本語の題名は『くもさんおへんじどうしたの』なので、「返事」にまつわる話かと思われるかもしれません。しかし、この本は1匹の働きもののクモさんが、ものごとをやり遂げるストーリー。エリック・カール独特の色鮮やかで温かみのあるイラストや、色々な動物の登場、ユーモアあるストーリー、子どもの大好きな繰り返しの連続で、小さな心をしっかり掴んでくれるはずです。

触れて感じることができるクモの巣

この『The Very Busy Spider』(くもさんおへんじどうしたの)の最大の魅力は、なんと言ってもメインテーマの「クモの巣」のイラストです。ページをめくるごとに出来上がっていくクモの巣は、立体シールのように浮き出た作りになっているので、子供はそのクモの巣を指でなぞって遊ぶのが大好き! 読み聞かせ中に「ちゃんと聞いてるの?」と思わせるぐらい、指でずっとなぞり続けます。おはなしが進むにつれて、どんどんクモの巣が大きくなっていくのがさらに魅力的なようで、ずっとなぞっていても飽きない様子。ただ読み聞かせるだけではなく、こういった小さなしかけが織り込まれているのは嬉しいですね。この凸凹したクモの巣は、目の悪いお子さんや、赤ちゃんにもオススメです。

海外絵本・英語絵本におすすめの『The Very Busy Spider』

またエリック・カールと言えば、独特の美しい色彩のコラージュですが、本作も例外ではありません。繊細な色合いだけど、どこか力強いイラストはインパクト大! 目で見て、触って、読んで楽しめるのではないでしょうか。

 

繰り返しで、自然と英語を覚えられます

本作には子どもの大好きな同じフレーズの繰り返しが何度も出てきます。動物たちが鳴きながらやってきて、 ”want to ~?” (~しない?) と誘いますが、クモは返事をしません。そしてお決まりのフレーズで締めくくられます。

 

原文
”The spider didn’t answer. She was very busy spinning her web”

 

日本語訳
「くもは へんじを しません。すを つくるのが いそがしかったのです」

 

動物とのこのやりとりが何回も繰り返し出てくるので、自然と英語を覚えることができ、英語教育の1冊にピッタリです。実際、我が家の3才の娘はこの本を全て暗記してしまっていて、自分1人でブツブツ読んでいます。

海外絵本・英語絵本におすすめの『The Very Busy Spider』

またページをめくるごとに新たな動物が出てくるのが面白いようで飽きることがないようです。動物が大好きな我が子は、動物たちの鳴き声と誘い文句もアッという間に覚えてしまいました。動物の鳴き声や、話す内容に興味が向くようです。英語が勉強としてではなく、自然に楽しみながら覚えられますよ。今ではぬいぐるみや人形を使って、絵本の話を人形劇にして遊んでいます。

動物になりきって読んで楽しさ倍増

子どもの大好きな動物がたくさん登場する本作。普通に読み聞かせても楽しい1冊ですが、パパママが動物になりきって鳴き声や話す調子を変えて読むと子どもはキャッキャ声を上げて喜びます。我が家はやっぱりパパの方が動物の鳴き真似は面白いようで「もう1回して!もう1回して!」と何度もリクエストされてます。読み慣れてくると、動物の鳴き真似を自らしてくれるお子さんもいるでしょうね! 英語と日本語で違ってくる動物の鳴き声に注目するのも面白いですね。

海外絵本・英語絵本におすすめの『The Very Busy Spider』

 

本作はイラストや英語、ストーリーに加え、クモの巣ができる様子も自然をとても忠実に再現しているそうで「学びの本でもある!」という声も現地ママの間でちらほら。見て楽しい、読んで楽しい、触って楽しい、そして学べる本です。『The Very Hungry Caterpillar』(はらぺこあおむし)の後のエリック・カール2冊目にオススメです。

プロフィール

yumitchellco

ライター:yumitchellco

3歳の女の子を持つ英国北部スコットランド在住のママです。
「本との出会いは一生の財産」をモットーに娘が0歳の時から毎日読み聞かせは欠かしません。絵本を通して様々な世界を体験してもらいたいと、日々、どんな絵本を読んでいるか、どんな絵本が面白いかママ友と情報交換をしては色々な絵本を読んでいます。

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