お月さまに夢中になれる絵本と出会ってみませんか?

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ライター:ちょこちっぷクッキー

絵本がきっかけとなり子どもに何か興味を持ってもらえるとやっぱり嬉しいですよね。

「次は何があるのだろう、どうしてこんな風になったんだろう?」と子どもが夢中になれる絵本を探しているパパやママに、『Please Get the Moon for Me』をぜひ紹介したいと思います。

*以下、訳文は日本語版『パパ、お月さまとって!』(もりひさし訳、偕成社)より引用します。

まずはこの絵本の内容から

物語の登場人物は、お父さん、娘のモニカ、そしてお月さまの3人です。物語の始まりはモニカが窓の外を見たときに、とても近くにあるお月さまを見つけたところからはじまります。

お月さまに興味を持ったモニカはお父さんに頼みます。

“please get the moon for me.”(パパ、お月さまとって!)

お父さんは娘のためにお月さまを取りに行きましたが、お月さまは大きすぎて持って帰ることができません。

優しいお月さまは、これから自分は小さくなっていくのでちょうどいい大きさになったら迎えに来てほしい、とお父さんに頼みます。お月さまの言った通り、お月さまはだんだん小さくなっていきました。そして、ちょうどいいサイズになったので、お父さんはお月さまを迎えに行きます。

お父さんはモニカにお月さまを渡しました。もちろん、モニカは嬉しくてお月さまと遊びます。するとどうしたことでしょう! お月さまがだんだん小さくなっていき、最後には消えてしまったのです。

数日後、モニカは窓の外を見るとまた小さなお月さまが空に浮かんでいるのを見つけました。

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そして今度は、お月さまがだんだんと大きくなっていきました……というお話です。大きなお月さまが小さくなって、消えて、また大きくなるというエピソードが子どもの興味を惹く一冊ではないでしょうか。

 ただし、この絵本の面白さはストーリーだけではありません。

開くと大きくなる絵本に子どもは大喜び!

一番の面白さは、表紙を見ただけではわからない、この絵本の隠された大きさにあります。

大人でも何か隠されたものがあると次はどうなるのかな、と楽しみになりますよね。子どもだとなおさらです。次のページを開くときのワクワク感を子どもと一緒に楽しむことができるのです。

例えば、お父さんがお月さまを取りに行くために長いはしごを用意します。そのはしごの長さは、なんと横に4ページを使って表現されています。

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絵本を開きながら、”Papa gat a very long ladder.”(パパは ながーい ながい はしごを もってきました)と、”very”に力を入れて読みながらページをめくってあげると子どもは、大喜び。

大きなお月さまを表現するために、絵本の枠を超えて、折りたたむほど大きなページにお月さまを描いている場面もありますので、「お月さまって大きいね」や「お月さまはどれくらい大きいと思う?」と子どもに話しかけてみるのも楽しいですよ。

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ほかにも、お月さまがパッと消えてしまう場面では、子どもたちにあえて「お月さまはどこに行ったと思う?」と聞いてみて、子どもの想像力に耳を傾けてあげることもできます。

最後にお月さまがだんだんと大きくなるシーンでは、読んでいる声もだんだんと大きくしていくと最後まで集中して聞いてくれています。

興味が出たら月のお話までできますよ

絵本を読んで、子どもに月への興味が出てきたら、ぜひ月のお話もしてみてください。この絵本の主役の一人お月さまについて、最後に少しだけお話したいと思います。

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私たちのいる地球からお月さままでの距離は大体38万キロメートル。

実際に歩いていくことはできませんが、もし月まで歩いていけるとするならば約11年間ずっと歩き続けるとたどり着くことができると言われています。なかなか果てしない道のりですよね。

月は地球を約一ヶ月かけてグルグルと周り、太陽からの光を浴びていろいろな形に変化しています。陰になって見えない月を新月と呼び、そこから三日月、半円の上弦の月、満月を経て、上弦の月とは反対の半円である下弦の月、そして三日月、新月といった具合に変化します。

また、グルグルと周っているため見える時間帯が違うので、同じ時間に同じ場所にあるわけではありません。

毎日ではなくても、週に1、2回子どもとお月さま探しやお月さまの形あてクイズなんかをしてみるのもいいですね。

いかがでしたでしょうか。1冊の絵本を読むことで、ただ内容を楽しむだけではなくて、仕掛けがあることで印象深くなったり、自然への興味付けをさせたりすることができます。もちろんお子様一人一人の状況に合わせて会話の内容も臨機応変に変えていくことができますよ。

子どもたちと一緒にパパやママもこの絵本をはじめ、お月さまに夢中になっていただけることを祈っています。

プロフィール

ちょこちっぷクッキー

ライター:ちょこちっぷクッキー

もうすぐ1児の母になる主婦ライターです。
私自身も昔から母親にたくさんの絵本を紹介してもらいながら育ったので、自分の子供にも楽しい絵本をたくさん紹介していきたいと思っています。
また英語や海外が大好きで、大学では英語文化を学び、アメリカ、ベトナム、シンガポール、イタリア、ドイツ、マーシャル諸島、香港、マカオといった国々にも行ったことがあります。
今までに学んだものをいろいろな視点から伝えることができるように頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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