英語絵本のベストセラー『CHOO CHOO』 お転婆な機関車と一緒に大冒険しよう!

海外絵本英語絵本におすすめの_CHOO+CHOO_4

機関車CHOO CHOOは毎日大忙し。重い荷物やお客さんを乗せて、街から街へ一生懸命に運びます。整備士も車掌さんもとっても良くしてくれるけど、元気なCHOO CHOOにはちょっと退屈な毎日。物足りません。

そんな時、ふと、「もし、荷物がなかったら、もっと早く走れるかしら? みんなに注目されるかしら?」と思いつき、一人で勝手に飛び出してしまいます!

身軽になったCHOO CHOOは猛スピードで駆け巡り、みんな大慌て! いったい、いたずらなCHOO CHOOはどこまでいくのでしょうか?

スピード感あふれる挿絵に釘付け!

この本は、私が小さい頃に母に読み聞かせてもらった懐かしい本です。細かい内容は、読み聞かせするまでは忘れていましたが、真っ赤な背景に黒い蒸気機関車が猛スピードで駆け抜けていく表紙だけは、強烈に記憶に残っていました。

それだけに、何と言ってもこの本の読みどころは、迫力のある挿絵でしょう。

長男は電車が大好きなのですが、私が本を差し出すと、「SLだー!」と瞬時に真っ黒なボディに釘付けです。

そして読み進めると、CHOO CHOOの暴走ぶりに大笑い! 特にツボだったのが、CHOO CHOOが大暴れして、街がめちゃくちゃになるシーンです。人も動物も驚いてひっくり返り、車はペシャンコになっている場面に、「みんなドテッてしてる〜!」と大喜びでした。

挿絵は全てモノクロなのですが、ページいっぱいに広がる白い蒸気や黒いボディが、CHOO CHOOのスピード感を巧みに表現しています。

あらゆるページからCHOO CHOOの走る喜びと、疾走感が手に取るように感じられ、「次は何が起きるのかな?」とドキドキです。

海外絵本英語絵本におすすめの_CHOO+CHOO

オノマトペを覚えて、表現力アップ!

この本の2つ目の読みどころは、オノマトペです。オノマトペとは「きらきら」や「ピチャピチャ」などの擬態語や擬音語のことです。本書にはchoo choo (電車の走る音)、ding dong(鐘)、whoo(汽笛)、swish(ブレーキ)等のオノマトペが登場し、お話を盛り上げています。

日本語と英語のオノマトペは全く違う上に、学校の授業ではまず重要視されません。しかし、オノマトペは、絵本はもちろん英語話者の日常に不可欠な言葉です。それは、オノマトペを加えることによって、話にリアリティやユーモアが加わるなど、奥行きが出てくるからでしょう。子どもの想像力や表現力を育む観点からも、オノマトペに親しむ事は有益です。

例えば我が家では、玄関チャイムを鳴らす時に「DIng Dong」と言うなどして、自然に身につくよう工夫しています。

作中には、上述のオノマトペが繰り返し出てくるので、息子も一度読んだだけで覚えられました。簡単なので、遊びながら生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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家族を愛したバージニア・リー・バートン

作者のバージニア・リー・バートンは20世紀を代表するアメリカの女流作家です。バージニアは詩人で音楽家の母と、エンジアで冒険家でもある父との間に生まれました。両親から知性と芸術的才能を受け継いだ彼女は、若い頃からその才能を開花させます。また、快活で明るく、いつも周囲の人々を楽しませる少女でした。

実は原書を読むまでCHOO CHOOは男の子だと思い込んでいたのですが、なんと実は女の子! 最初、主語が”She”だったので驚いたのですが、バージニアがダンス好きな活発な子だったと分かり納得しました。いたずらCHOO CHOOは、彼女自身だったのですね。

お転婆なバージニアですが、結婚後は良き妻、良き母として素晴らしい家庭を築きます。そして、夫と二人の息子たちのために、1冊ずつ絵本を描いています。本書は長男Arisのために書き下ろされたのですが、巻頭に“ To My Son Aris”のメッセージと共に、彼のイラストが添えられています。バージニアの深い家族愛を噛み締めながら読むと、感動も一段と深まりますよ。

海外絵本英語絵本におすすめの_CHOO+CHOO

生き生きと走るCHOO CHOOと、彼女に振りまわされる人々のドタバタ劇がユーモラスに描かれた楽しい本です。CHOO CHOOになりきって読めば、親子で大盛り上がりすること間違いなし! 日常生活はもちろん、電車ごっこなどの遊びにオノマトペを取り入れて、楽しく読んでみてくださいね。

プロフィール

MKN Nakajima

ライター:MKN Nakajima

1歳と3歳の男の子のママです。
学生時代から英語が好きで、語学研修や海外文通などを通して英語に親しんできました。
私が英語を学んで強く感じたのは、「英語が自分の世界を広げてくれた」ということです。
子どもたちには、英語絵本を通して様々な価値観に触れ、多様性に満ちた社会を理解する力を培って欲しいと思っています。

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