冒険話はこれに決まり!小さなチムが教えてくれる、挑戦する勇気の大切さ

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チムは船乗りにあこがれる小さな男の子です。でもお父さんとお母さんに「まだ小さいから船乗りにはなれませんよ」と言われ、悲しくて仕方ありません。

そこでチムは、こっそり大きな船に隠れることを思いつきます。海に出てしまえばこっちのもの! うんと沖に出てから船長さんに働かせてもらうように頼もうと、大胆な行動に出るのです。うまく船に乗り込んだチムは、船乗りとして働き始めますが、どんな大冒険が待っているのでしょうか?

手に汗握る展開に、親子でドキドキ!

息子が4才になる頃から、「家にある本はお話が短いね。もっと長いのがいいな。」と言うようになりました。今まで以上に、話の長さや語彙など、子どもの発達を鑑みて本選びする必要性を感じていた時に、本書と出会いました。

読んでみた結果は大正解! 初めての本格的な冒険話に、息子もすっかり夢中です。起承転結がはっきりした展開は理解しやすく、話も長すぎず短すぎず、且つ男の子の心をグッとつかめたようです。

中でも息子が一番気に入ったシーンが、船が嵐にあい座礁してしまう所です。

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船長と二人で沈みかかった船に取り残されてしまう場面に、ハラハラ固唾を飲んでいました。二人がレスキュー隊に助けられても、「チムはどこ? 助けてもらったの?」と、とても心配していました。私が「大丈夫だよ!船長さんに抱っこされているよ。」と教えてあげると、ホッとした様子。子ども緊迫した冒険活劇をしっかり味わっていました。男の子でも女の子でも、活発なお子さんは特に楽しめる内容ですよ。

簡単ハンドメイドで冒険ごっこをしよう!

このお話を読んで以降、自分で冒険話を考えるようになった長男。

宝物を奪う悪者をやっつけるという設定でチャンバラをするために、刀や手裏剣を折り紙で一生懸命に作っています。

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また、散歩をしていても、「ここは海だよ! 落ちないようにお母さんも気をつけて!」など、色々と指示されています(笑)。一冊の本から、こんなにもクリエイティブに展開できるのかと驚いています。

そこで、私も息子の想像力に影響され、余り布でテントを作ってみました。

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テントと言っても、布の端にヒモを付けるだけ。古いシーツや、着古した子ども服をパッチワークして作っても楽しいですよ。

ちなみに、このように布の端は折ってヒモを通しています。

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ヒモはカーテンフックや木の枝などに引っ掛ければ、どこにでも秘密基地が作れます。こんな単純な作りでも、子どもは大満足してくれると思いますよ! 特に外遊びのできない雨の日は、部屋にテントを張るだけで間が持つので大助かりしています! 

エドワード・アーディゾーニについて

作者のエドワード・アーディゾーニは、1900年に、父の駐在先であるベトナムのハイフォンに生まれました。

5才になると母方の祖母のいるイギリスに帰国し、教育を受けることとなります。母方の曽祖父は、アフリカの喜望峰を経由して中国へ渡る大きな船の船長でした。また、絵の才能に恵まれており、たくさんの挿絵がついた航海日誌を残しています。幼い頃のアーディゾーニは、それを読むことが何よりも好きでした。チム・シリーズは全11巻あり、壮大な冒険劇が繰り広げられていますが、それは好奇心旺盛で冒険好きな一族のDNAが体に刻みこまれていたからでしょう。

Cape of Good Hope.jpg
Public Domain, Link

このチム・シリーズは、もともとはアーディゾーニの2人の息子のために書かれたものです。チムの泣き顔やちょっとした描写が生き生きと描かれているのは、愛する息子たちのありのままの日常がそこにあるからでしょう。その優しい眼差しが、心踊る冒険劇と相乗効果を生み、読む人の心を惹きつけて離さないのです。

本書を読むと、「自分にも何かに挑戦したい」と思えてくるから不思議です。チムの勇気や行動力から学ぶ事もきっと多いはず。何かと過保護になりがちな親も、時にはちょっと勇気を出して子どもを信じ、冒険させてあげることも必要かもしれませんね。

プロフィール

MKN Nakajima

ライター:MKN Nakajima

1歳と3歳の男の子のママです。
学生時代から英語が好きで、語学研修や海外文通などを通して英語に親しんできました。
私が英語を学んで強く感じたのは、「英語が自分の世界を広げてくれた」ということです。
子どもたちには、英語絵本を通して様々な価値観に触れ、多様性に満ちた社会を理解する力を培って欲しいと思っています。

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