赤いボートのスカッフィーと一緒に大きな世界へ冒険できるワクワクの一冊

海外絵本・英語絵本におすすめの『Scuffy The Tugboat and His Adventures Down the River』
ライター:Yu Larraz

子どもは冒険が大好き。ドキドキワクワクするストーリーは子ども自身の世界も広げます。今回は赤くて小さいおもちゃのボートの大冒険『Scuffy The Tugboat and His Adventures Down the River』を紹介しましょう。

赤いタグボート のスカッフィーはおもちゃ屋さんでの生活に飽きてうんざり。

原文
“A toy store in no place for a red-painted tugboat, I was meant for bigger things.”

日本語訳
「こんなに立派な赤いボートの僕はおもちゃ屋さんに居るべきじゃない、もっと大きな事をするんだ」

と青い煙突をシューシューいわせていると、優しいおもちゃ屋さんの主人と男の子がスカッフィーをお家に連れて行き、バスタブに入れてくれます。

海外絵本・英語絵本におすすめの『Scuffy The Tugboat and His Adventures Down the River』

でも、スカッフィーは「僕はバスタブじゃ嫌、もっと大きい所に行きたいんだ」と、それでもご機嫌斜め。それを見かねたおもちゃ屋さんの主人と男の子は、ある日、スカッフィーを小川に連れて行ってあげます。すると、スカッフィーはチャンスとばかりに逃げるようにどんどん遠くに流れて行ってしまいます。ここからが、スカッフィーの大冒険のはじまりです。

 

大冒険に子どももワクワクドキドキ

5才の娘は英語を第一言語としていますので、彼女が3才の時に初めてこの絵本を読み聞かせました。小さなおもちゃ屋さんから一歩ずつ外の世界へ出て行くスカッフィーの様子を、彼女は「何が起こるのかな?」というような表情で聞いていましたが、順調に見えた彼の冒険が中盤にさしかかり、洪水にのみこまれそうになってしまうという危機が訪れた時は、更に興味津津になり話を聞いていました。

イラストもとても可愛く、スカッフィーの冒険の道のりがとても分かりやすく描かれていますが、娘の興味を一番ひいたのは、おもちゃ屋さんのテディ・ベアや、川でお水を飲んでいた牛、一人ぼっちで過ごした夜に近くにいたフクロウなどでした。やはり3才の子どもらしいですね。

何度か読んであげると内容を理解したようで、その後は一人でイラストを観察するように眺めていたり、スカッフィーの色や煙突を私に確認したりしていました。

この絵本には、river(川)、brook(小川)、meadows(牧草地)、violets(すみれ)、hills(丘)、flood(洪水)など自然に関する単語も多くでてくるので、もっと語彙を増やしたいお子さんにはピッタリの一冊です。

 

スカッフィーが子どもたちに教えてくれること

スカッフィーは新しいことにどんどんチャレンジしていきたい子どもと同じ。未知の世界に飛び出して、自分の場所を探そうと恐れずにおもちゃ屋さんを飛び出していくスカッフィーの姿は、子どもの目にもとてもかっこよく、潔く見えるはずです。

おもちゃ屋さんの小さい世界にいたスカッフィーが、小川から川、ついには海に出て行き、フクロウの声しか聞こえない心細い夜を一人で過ごしたり、洪水にも負けずにこぎ続けたり。彼の勇気のある行動は、子どもに「自分も新しいものを見てみたい」「大きな事にチャレンジしたい」という冒険心と挑戦心を刺激してくれるはずです。

海外絵本・英語絵本におすすめの『Scuffy The Tugboat and His Adventures Down the River』

もう一つこの絵本が教えてくれるのは、何があっても自分の居場所は変わらないということ。スカッフィーにとってはおもちゃ屋さんで、子どもにとっては家族のいる温かいお家です。家族がいて、家族の愛があることで新しいことにチャレンジできるということも、子どもは何となくわかってくれるはずです。

海外絵本・英語絵本におすすめの『Scuffy The Tugboat and His Adventures Down the River』

不安と自信の混ざったスカッフィーの心情もきっと、小学校低学年のお子さんならわかってくれるはず。家庭だけでなく学校や習い事でも自分の世界を少しずつ切り開いているお子さんと、スカッフィーの冒険物語を是非一緒に読んでいただければと思います。

プロフィール

Yu Larraz

ライター:Yu Larraz

メキシコ、ユカタン半島のカリブ海が美しい町に2009年より住んでいます。日本語、英語教師を経て現在は主にWebライターとして活動しています。5歳の娘の英語、スペイン語、日本語のトライリンガル育児にも奮闘中で、絵本の読み聞かせは3か国語で行っています。可愛らしく、時に心を動かさせる英語、スペイン語の絵本をご紹介していきます。

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