ハトくん、運転しちゃダメよ! 思わず子ども達の声が出る参加型絵本

海外絵本・英語絵本におすすめの『Don't let the Pigeon Drive the Bus!』
ライター:あおきみどり

子ども達も大喜び! 思わず声が出て盛り上がる、参加型絵本のご紹介です。
おや、バスの運転手さんが何かを頼みたい様子ですよ。

海外絵本・英語絵本におすすめの『Don't let the Pigeon Drive the Bus!』

運転手さんは子ども達に語りかけます。

原文
“I’ve got to leave for a little while, so can you watch things for me until I get back?  Thanks.  Oh, and remember: ”

日本語訳
「ちょっと離れなきゃいけないんだけれど、僕が戻るまでのあいだ、バスを見ていてくれるかな? ありがとう! あ、そうそう、覚えておいてね……」

原文
“Don’t Let the Pigeon Drive the Bus!”

日本語訳
「ハトくんには、バスを運転させないで!」

いたずら大好き、乗り物大好きのハトくんは、バスを運転してみたくて仕方がないのです。運転手さんのいなくなった隙に、ほらほら、出てきましたよ!

海外絵本・英語絵本におすすめの『Don't let the Pigeon Drive the Bus!』

さあ、ハトくんはあの手この手で、なんとかバスを運転しようと話しかけてきます。運転手さんとの約束通り、ハトくんの運転を阻止できるでしょうか? 運転手さんはいつ戻ってくるのでしょうか? 冒頭からドキドキが止まりません。

自然と英会話の入り口に立てる本

物語は、どうしてもバスを運転したいハトくんが喋りかけてくる形式で進みます。
最初はストレートに尋ねてきましたよ。

海外絵本・英語絵本におすすめの『Don't let the Pigeon Drive the Bus!』

原文
“Hey, can I drive the bus?”

日本語訳
「ねえ、バスを運転してもいい?」

答えはもちろん「No!(だめ!)」ですよね。

「近所だけだから」「運転手さんごっこをしよう!」「どうしても?」と、次々に話しかけるおちゃめなハトくんに、子ども達が「No!(だめ!)」とツッコミをする形式で本は進みます。わが家の6才の娘も、いつも「No!(だめ!)」と叫んでいます。ハトくんがあんまりしつこく粘るので、途中からは大笑いです。

海外絵本・英語絵本におすすめの『Don't let the Pigeon Drive the Bus!』

ハトくんの問いかけはシンプルなものばかり。答えは基本的にみんな「No!(だめ!)」です。ストーリーの流れさえ掴んでしまえば、まだ英語に親しんでいないお子さんでも、自然と声が出てきます。「英語での問いかけに、反射的に英語で答える」ことを楽しく実践できるので、英会話の入り口に無理なく立つことができる本です。

何度か読んで慣れてきたら「No!」の代わりに「Wait!」「Stop!」「Never!」など、バリエーションを促してあげましょう。よりリアルな英会話に近くなりますよ。

お友達や兄弟姉妹とも一緒に

アメリカでも大人気の「Pigeon」シリーズ。私が初めて目にしたのは、渡米してすぐ、娘が通いはじめた現地の幼稚園でのことでした。

慣れない英語環境で娘はどのように過ごしているのか、と不安に思い、早めに迎えにいったある日。ちょうど、先生による絵本の読み聞かせタイムでした。何冊も読んでくださるなかで、一番盛り上がっていたのがこの『Don’t Let the Pigeon Drive the Bus!』です。ノリノリでハトくんを演じる先生に、子ども達は大笑いで「No!」。当時はほぼ英語が分からなかった娘も、一緒になって「No!」……楽しそうで、とても安心した瞬間でした。

すぐに同じ本を購入し、家でも読み聞かせをするように。帰国してからも、娘のお気に入りの本のひとつです。今では、絵本とあわせて買ったハトくんのぬいぐるみと共に、一人でも読めるようになりました。

海外絵本・英語絵本におすすめの『Don't let the Pigeon Drive the Bus!』

「Pigeon」シリーズは、幅広い年齢のお友達、兄弟姉妹、みんなで読める参加型絵本。お子さん一人だけでなく、ぜひ大勢でも楽しんでください。どこか憎めないハトくんのキャラクターは世界中の子ども達から愛されています。

英語で読み聞かせをする楽しさを実感

今回の『Don’t Let the Pigeon Drive the Bus!』(『ハトにうんてんさせないで。』、ソニーマガジンズ)を初めとする「Pigeon」シリーズは、アメリカの絵本作家、モー・ウィレムズの代表作。あの世界的に有名な児童番組「セサミストリート」で脚本家やアニメーターを務めた人物です。現在は執筆活動に重点を起き、幅広い年齢の子ども向けに、わくわくする絵本を送り出しています。ユーモアに溢れ、大人もクスリと笑ってしまう作品の数々は、アメリカでも大人気。数々の賞を受賞している注目の作家です。

児童番組制作の分野で活躍していた作者だけあって、子ども達の言語習得を意識した工夫が随所に見られます。登場人物を「運転手さん」と「ハトくん」だけに絞ることで、ストーリーや人物関係を理解しやすくしつつも、セリフは魅力的。随所に笑いとウィットが散りばめられています。

また、どのセリフも実際に使われている「生きた日常会話」なので「英語での読み聞かせは、感情移入が難しい」と思う方には特におすすめです。いたずらなハトくんのキャラクターに乗せられて、英語のリズムの良さを感じながら、生き生きと語りかけることができますよ。

 毎日の生活に、海外絵本を楽しく取り入れたいと思ったとき、子どもの反応は何よりも気になるもの。きっとご家族みんなでハトくんのことを好きになると思います。「Pigeon」シリーズは、他にも「嫌がるハトくんをお風呂に入れる話」「ハトくんが犬を飼いたがる話」など「子育てあるある」のようなラインナップなので、ぜひ気になるものを選んで見てくださいね!

プロフィール

あおきみどり

ライター:あおきみどり

海外の旅が大好きな30代。といっても、英会話はあまり得意ではなかったのですが、パートナーの仕事の都合で急遽カリフォルニアに住むことになり、第二子の出産までしてしまいました。現在は帰国して、子ども達と一緒にのんびり英語に親しんでいます。子どもの年齢や理解度によってどのように英語と触れ合えばいいか、試行錯誤の毎日です。

おすすめコンテンツ おすすめコンテンツ
なぜ幼児期に海外絵本と触れ合ったほうがいいのか
おすすめキーワード
人気記事ランキング

がまくんとかえるくん『ふたりはともだち』に感じる友情の大切さ

最近ではキャラクターグッズも大人気の、アーノルド・ローベル作「Frog and Toad(がまくんと...

LINEで送る

シェア

ツイート

頼れる無料「英語絵本読み聞かせアプリ」はこれ! 英語がうまく読めないママも安心!

子どもに英語で絵本を読んであげたいけど、発音に自信がないと悩んでいるママ必見! ネイディブの発音を聴...

LINEで送る

シェア

ツイート

【取材】幼児教育「レッジョ・エミリア アプローチ」で子供たちの創造性を育む!

みなさんは、アメリカのディズニーやグーグル本社の附属幼稚園にも取り入れられていて、世界だけではなく、...

LINEで送る

シェア

ツイート

【幼児の英語教育の悩み】#最終回「典型的日本人の夫婦の発音は子どもに影響する?」

お子さんに英語教育を実施しているパパ・ママから寄せられたお子さん(0歳~8歳)の英語教育を実施するに...

LINEで送る

シェア

ツイート

エリック・カールの代表作『はらぺこあおむし』を英語で読もう!

世界中で大人気のカラフルな絵本『はらぺこあおむし』(偕成社社刊)は、エリック・カールの代表作といって...

LINEで送る

シェア

ツイート

がまくんとかえるくん『ふたりはともだち』に感じる友情の大切さ

最近ではキャラクターグッズも大人気の、アーノルド・ローベル作「Frog and Toad(がまくんと...

頼れる無料「英語絵本読み聞かせアプリ」はこれ! 英語がうまく読めないママも安心!

子どもに英語で絵本を読んであげたいけど、発音に自信がないと悩んでいるママ必見! ネイディブの発音を聴...

【取材】幼児教育「レッジョ・エミリア アプローチ」で子供たちの創造性を育む!

みなさんは、アメリカのディズニーやグーグル本社の附属幼稚園にも取り入れられていて、世界だけではなく、...

【幼児の英語教育の悩み】#最終回「典型的日本人の夫婦の発音は子どもに影響する?」

お子さんに英語教育を実施しているパパ・ママから寄せられたお子さん(0歳~8歳)の英語教育を実施するに...

エリック・カールの代表作『はらぺこあおむし』を英語で読もう!

世界中で大人気のカラフルな絵本『はらぺこあおむし』(偕成社社刊)は、エリック・カールの代表作といって...

おはなしの部屋
おはなしの部屋

読み聞かせ、手遊びなどの動画を集めました。