情操教育にお薦め! 人気作家アートに触れられる英語絵本!

英語絵本にお薦めのlittle-blue-and-little-yellow
ライター:ブルア

日本語で『あおくんときいろちゃん』と訳されているこの絵本。その可愛らしいタイトルを侮ってはいけません。グラフィックデザイナーでもある作家レオ・レオニの描いたページを一枚一枚めくっていくと、ひとつのアート作品を見ているような感覚さえ沸いてくる奥深い作品です。

あおくんときいろちゃんは、大のなかよし

主人公はlittle blue(あおくん)。Papa and mama blueの3人家族。お友達はたくさんいますが、一番の仲良しは、お向かいに住むlittle yellow(きいろちゃん)。

お友達とhide-and-seek(かくれんぼ)をしたり、かけっこをしたりして楽しく遊んでいました。

海外絵本英語絵本にお薦めのlittle-blue-and-little-yellow

あんまり仲良しすぎて、ある日、二人がhugをすると、青と黄色が重なり、緑になってしまいます。緑になった二人は、家に帰りますが、どちらの家でも「みどりはうちの子ではない」と言われてしまうのです。

悲しくなった二人は、泣き出すと、緑の体から、青と黄色の涙があふれ出し、あおくんときいろちゃんは、青と黄色の涙の粒になってしまうのでした。

涙の粒を集め、もとの体に戻ることができたあおくんときいろちゃんは、自分たちの家にもどってみることにしました。

“Will they believe us now?”
(今度は信じてくれるかな?)

家に戻ると、ようやくパパとママに気づいてもらえるのでした。

あっという間に色を覚えてしまう子供たち

子供は、カラフルな色が大好き。ページをめくるたびに、色を一つひとつ指さしながら「blue,red,yellow」と楽しそうに確認していました。

「これ英語でなんて言うの?」と聞かれた色は「blown(茶色)」。あっという間に覚えてしまいました。

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聞かれて困ったのが、「肌色」。肌色を英語で何と言うか、現在のところ明確な基準はありませんが、そんなに堅苦しく考えなくてもいいかと思いbeige(ベージュ)と答えました。

色鉛筆やクレヨンでは、肌色のことをpale orange(うすだいだい)としているところが多いようです。

色に名前を付けるというのは感覚ですから、どれも間違ってはいないと言えるでしょう。

色の呼び方に自信がない方は、この本を読み聞かせる前に下調べをした方がいいかもしれません。

ちなみに、あおくんときいろちゃんの学校のお友達に、「濃い赤」の子がいるのですが、わたしは「deep red」としてみました。

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グラフィックデザイナーでもある作者のアート感覚を楽しめる

作者のレオ・レオニは、グラフィックデザイナーとしても活躍していました。この本の絵は、一見、ただ色を塗っているだけとも言えるのですが、実は、どのページを切り取ってもアート作品として成り立つほど、芸術性あふれた作品となっています。

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『Swimmy』(スイミー)や『Frederick』(フレデリック)『A color of His Own』(じぶんだけのいろ)など、数々のアーティスティックな作品をのこしたレオニですが、絵本作家デビューした作品が、この『little blue and little yellow』なのです。

本の最後に、レオニが書いているMaking a bookによると、レオニのお孫さんと列車の旅をしているとき、この物語が生まれたのだそうです。

お孫さんが列車で騒がないように、何か惹きつけることをしなければならなくなったレオニ。たまたま持っていた雑誌の『Life』を取り出し、ページを切り裂き、青と黄色の切れ端を作って、“This is little blue, and little yellow……”とお話を作ったのだとか。

芸術家とは、すごいものですね。

英語が読めなくても、本の世界に入り込めるほど絵の力が強いこの作品。青と黄色が合わさると緑になるという現象の不思議さに目覚める子もいるでしょう。そういう子には、絵具や粘土などで、自分で色を混ぜる経験をさせるといいと思います。初めての実験をしてみて、自分の目で、現象を確認することは、とても大切な経験です。感性をサポートして伸ばしてあげることが出来れば、将来の大きな財産になりますね。

プロフィール

ブルア

ライター:ブルア

絵本大好きライター。学生時代に英検2級を取得。
日本語と英語両方の出版がある絵本は、なるべく両方読むようにして英語の勉強を続けています。最近の図書館には、英語版も置いてあるので、とても助かります。
6歳と1歳になる女の子の叔母です。読み聞かせをする本は、なるべく文章が少なく、絵が楽しいものを選んでいます。楽しく英語を学んだ記憶は、子供たちの中に確実に残っていくと考えています。

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