こんにちは。
30代以降になると、大人の雰囲気を演出するのには欠かせないのが色気のある匂いですよね。
今回は元香水販売員がチョイスした、主に柑橘系とかハーブ系を使った色気が倍増するハイレベルな香水5選をやって行きたいと思います。
Miller Harris(ミラーハリス)レブリードベルガモット
1つ目が「Miller Harris(ミラーハリス)」・「Reverie de Bergamote(レブリードベルガモット)」オードパルファムという香りです。
香料
- ベルガモット
- ゼラニウム
- ラベンダー
- レザー
- ベチバー
こちらは2021年発売の最新作です。
爽やかな苦味を持った「ベルガモット」の香りが主役なのですが、この「ベルガモット」は凄いです。
今まで香水の最初の方だけ香るものだった「ベルガモット」の香りがこれは最後までしっかり「ベルガモット」の奥深い香りが楽しめます。
この「レブリードベルガモット」というのは“ベルガモットの幻想”という意味を持ち、好きな音楽や好きな本好きな景色に囲まれた”至福の朝”っていうのをイメージして作られました。
つけたては凄く強い苦味を感じる「ベルガモット」の香りが豪快に香ってきます。
苦味を強く感じる付けたてから「ゼラニウム」や「レザー」の滑らかさが加わることでとても奥行きのある香りが生まれてきます。
系統的には「フゼアノート」というもので「ラベンダー」を使った刺々しい香りが特徴ですが、この香りは刺々しさがかなり柔らかく抑えられていて非常に珍しい雰囲気になっています。
最終的にどの様な香りがしてくるかというと、「ベルガモット」の香りはしっかりしつつもその奥で”モスの香り”がしてきます。
モスというのは苔の部分の事で、大地を思わせるような壮大な香りがします。
人によっては爽やかな「ベルガモット」、人によっては土っぽく感じると思います。
今回のモスの香りは気軽に出かけられないこのご時世の中で、香りだけで森林や緑地のアロマを感じて欲しい。という思いから香りに加えられたらしいです。
大地の力強さがあり、そして、森林浴のような肩の力が抜けるとても素敵な香りです。
柑橘ベースでありながら、香りの持ちが5時間と凄く長いのでそこもプラスポイントです。
似ているものを中々見つけられない、男女供に使いやすい一年通しても使いやすいお勧めの香りです。
Miller Harris(ミラーハリス)ダンス
2つ目が同じく「Miller Harris(ミラーハリス)」・「Dance(ダンス)」オードパルファムという香りです。
香料
- レモンバーベナ
- ミント
- ライム
- ゼラニウム
- サンダルウッド
2019年発売の男女共に使いやすい香りで個人的には極上のアロマティック香水だと感じています。
つけたての香りがとてもオーガニックです。奥行きのある青々とした「ミント」と「レモン」の香りです。
偏見ですが、健康に気を使った、健康的な人がつけていそうな、凄く快活で爽やかな香りです。
正直「ミラーハリス」の香水は1つ目もそうですが、一般の人がつけているイメージっていうのはあまりなく、いいものを探し続けてやっと辿り着いた。
惰性でものを選ばない上質志向の人がつけているイメージのブランドです。
その「ミラーハリス」の中でも、一際この香りが綺麗で品がある「シトラスミント」の香り。ダンスしたくなるような、スパイスのアクセントが効いていて、とても香りにひねりがあります。
もちろん、暑い夏の日にぴったりで、お出かけ前・運動後でも太陽の体感温度を2°下げてくれそうな涼しげな香りです。
変に重たくなったりもせず、終始すっきりしているので本当に心が研ぎ澄まされるような感覚の深呼吸したくなる香りです。
香りの持ちがだいたい4時間位で、この香りは虫よけの様にならないミント系のお洒落な香水です。
FREDERIC MALLE(フレデリックマル)ビガラードコンサントレ
3つ目が「FREDERIC MALLE(フレデリックマル)」・「Bigarade Concentree(ビガラードコンサントレ)」という香りです。
香料
- ビターオレンジ
- ローズ
- シダーウッド
「フレデリックマル」っていうブランドは香水の製作に賭けるお金・時間・原料を自由に使用し、世界で活躍する12人の偉大な調香師と協力して香水を作っているブランドになります。
種類も非常に沢山あり、自分に合う香水を選ぶのが凄く難しいブランドでもあります。
その中から人を選ばず、誰もが使いやすいのが、「ビガラードコンサントレ」だと思います。
「ビガラードコンサントレ」は“絞りに絞った「ビターオレンジ」”という意味を持っています。
製作年が2002年で、作った方が「ジャン=クロード・エレナ」という男性の方です。
HERMES (エルメス)の初代調香師であり、世界初の緑茶香水と言われるBVLGARI (ブルガリ)のEau Parfimee(オ・パフメ)オーデパルファムの生みの親です。
50年以上高級フレグランスの世界に身を置いてきた香水会のドンが作った香りとなります。
つけたては本当に搾り取ったオレンジ果汁の様な凄く苦みの強いガツンとした「シトラス」が香ってきて爽やかです。
仕事前や凄く暑い夏の日につけたい感じです。
よくある柑橘系の香りかと思うのですが、オレンジの葉の「ウルトラアロマティック」な香りもあり、まさにオレンジの果実と葉を丸ごと詰め込んだ香りです。
時間が経過すると、蜜柑(みかん)の甘みと苦味がぎゅっと詰まった感じで、凄くシンプルでありながら洗練されたイメージを持ちます。
更に深く話すとオレンジ系の爽やかさにクッションのような柔らかさ、おろしたてのシャツのようなシワ一つ無いパリッとした清潔感。
本当に様々なものを感じ取れる完全なシトラス香水です。
身近なもので言うと、オレンジジュースやオレンジの入浴剤を思い浮かべるような慣れ親しんだ香りの感じがありますが、量産されるオレンジ系の構成と違う所があり、時間が経過しても果実のリアルな香りがしっかりと感じ取れる所と、肌にしっかりと馴染む「シルク」の様な優しい着け心地が本当に心地いいです。
この安定感こそが揺るぎない香りを提供する高級香水「ブランドフレデリックマル」の凄さだと思います。
「シトラス」と言いましても、ビターなシトラスなので子供っぽさがなく大人男女のシトラス色気香水という印象です。
“さらっ”とこの香りを纏っていたら確実に好印象だと思います。
ナチュラル感・フレッシュ感という面で凄くお勧めですが、唯一のマイナスポイントがあり、それは香りの持ちです。2時間程でした。
もしかしてこの香りはオードトワレなんじゃないかなと自身は思います。
もう少し香りの持ちがいい「シトラス」が欲しい人は最後に紹介するものがお勧めなので是非最後まで見て下さい。
VERSACE(ヴェルサーチェ)エロスフレイム
4つ目は「VERSACE(ヴェルサーチェ)」・「EROS FLAME(エロスフレイム)」オードパルファムです。
香料
- レモン
- ブラックペッパー
- ゼラニウム
- バニラ
- パチョリ
血のような色をしたボトルで、中央に「ヴェルサーチェ」のシンボルであるメデューサが描かれています。
ボトルを横から見るとこのメデューサが飛び出ています。
この香りは「ヴェルサーチェ」メンズ大人気香水Eros(エロス)という香水の兄弟的香水です。
煙草を吸っている男性・女性がつけていそうなイメージの香りで、煙草を吸う女性の手がより一層色っぽく見えるようなエロさのある香りになっています。
ギリシャ神話に出てくる愛の神エロスに恥じない香りで、「ラブリー・セクシー」で本当に色気ムンムンな香りです。
とても攻撃的な愛を感じる我の強い香りです。
メンズの香水ですが、前作のエロスが女性に人気だったので、これが好きな女性もいると思います。
これキャップ取った時点で臭いが凄くします。
つけたての香りですが、一瞬だけ「レモンピール」のような苦みのある香りがしてきます。
その後、すぐにシソ科の「パチョリ」という香りが本当に強く香ってきます。
「パチョリ」は墨汁の香りと言われています。墨汁のツンとした香りを抜いた感じの匂いで、何故ツンとした香りがしないかというと「バニラ」を使用しているからです。
逆に温かみっていうのが最初から感じられます。
全体像としては「ウッディー」感の中にまろやかな甘みがあり、そこに「ブラックペッパー」が調味料の様な役割で、より一層香りを引き立ててくれます。
時間が経過する程に重厚感が増してくる「ウッディー」な香りです。
イメージとしては昼間ではなく夜に纏いたい色っぽい香りで、簡単に言うとクラブで褒められる香りかも知れないです。
香り持ちは5〜6時間ですが、自身の肌では半日程は持ちました。とても長持ちするエロい香りです。
Liquides Imaginaires(リキッドイマジネ)メランコリア
最後5つ目が「Liquides Imaginaires(リキッドイマジネ)」・「Melancolia(メランコリア)」オードパルファムという香りです。
香料
- カルダモン
- ミント
- レモングラス
- ムスク
「リキッドイマジネ」は凄くマニアックなブランドで、知名度が正直とても低く、マニアの中で好まれるブランドというイメージです。
香りもかなり複雑なものが多くて、チャレンジするには結構勇気がいると思います。
その中でも使いやすいものを一つだけ選びました。
「メランコリア」というのは憂鬱とかそういう意味を持っているらしいです。
つけたてはカレーのルーを開けた時のような香り、そこによく嗅ぐと「ミント」や「ジンジャーレモン」というかなり複雑で爽やかな香りです。
ハーブがよく使われるベトナム料理を思わせるような少しエキゾチックな雰囲気がつけ立てから感じられます。
個人的には「カルダモン」の香りが特に強いなと感じました。
一癖のある涼しげな「ハーブ」の香りという感じです。
ただ正直つけてから暫くの間は個性的でとても好みが分かれると思います。
僕はあまり得意な匂いじゃないですが、その後の香りが凄く良いので我慢して使っています。
時間が経過すると「レモングラス」の優しい甘さが合わさりほろ甘で良い。
プラスで「ムスク」の香りが“ふわっ”とした質感がさりげなく上品で不思議な優しさを感じる凄く落ち着いた香りだと思います。
「シトラス」と「ハーブ」が奏でる奇想天外な都会的香水としてとても面白い香りです。
3つ目で紹介したビガラードコンサントレとはまた違った個性のある香りになります。
香り持ちが4時間程でお勧めになります。
まとめ
色気が倍増する柑橘系の香水を5つ紹介させて頂きましたが、個人的に一番好きだと思うのは「ミラーハリス」の「ダンス」という香りです。
こちらが自身ナンバーワン。
夏に使いたいとても清々しい香りプラスお洒落感が凄く感じられると思っています。
ここまで見て下さりありがとうございます。
では次の香りで会いましょう。ありがとうございました。
コメント