【取材】日常の子育てに英語環境を取り入れるEnglishおててサイン

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絵本大好き、ピクブクライターブルアです。
「言いたいことを分かってあげられなくてごめんね」1才になる姪と二人でお留守番をするたびに、そう感じることがありました。まだ言葉をうまく話せない赤ちゃんと、もっと意思疎通ができたらいいのに……そう思っていた時に、おててサインというものがあることを知り、今回、絵本の家で開催された「Englishおててサイン」のレッスンに参加しました。ママと赤ちゃんのコミュニケーションツールとして役立ち、同時に英語の勉強にもなるEnglishおててサインの魅力をたっぷりと紹介します。

場所は、雑司ヶ谷にある「絵本の家」のカフェスペース。レッスンを行うのは、EnglishおててサインLittleぱぷーすOHANA主催の加山絵梨先生。アメリカで始まったというおててサイン。まだ言葉をしっかり話せない赤ちゃんに、ジェスチャーや手話を使って話しかけてあげると、見せてあげた手の動きを覚えて、伝えたい事をその動きで話してくれるようになってきます。そして、サインを見せる時に英語で話しかけるのがEnglish otete sign(イングリッシュおててサイン)です。この日は、まだ生まれて数ヶ月の赤ちゃんとママたちが集まり、アットホームな雰囲気の中でレッスンが始まりました。

赤ちゃんの目線でサインを見せて歌う、英語の手遊びうた

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英語の手遊び歌からスタート!
歌うのは「I love you(愛してるよ)」という意味が込められた「skidamarink」という欧米では定番のキッズソングです。「I love you(愛してる)」の意味を表すおててサインを教えてもらったママたちが、笑顔で歌い、身振りをしながら歌い始めると、楽しい雰囲気を感じ取った赤ちゃんたちもニッコニコの笑顔に。

出典:YouTube

おうたを歌ってあげるときは、赤ちゃんとママが向き合って、赤ちゃんの目線に合わせてサインを見せてあげることが大切です。赤ちゃんに、ママの表情や動作を見せるという意識を心掛け、親子の時間を楽しむ感覚で歌えば、サインも自然と覚えてしまいます。

赤ちゃんに話しかけながら繰り返し見せるおててサイン

英語絵本ロッド・キャンベル作の『Dear Zoo:A Lift-the-flap-Book』を使いながらママたちがEnglishおててサインを覚えていきます。『Dear Zoo:A Lift-the-flap-Book』は、各ページが仕掛け絵本となっていて、視覚的にも子供たちの興味を惹きつけます。さらに、CDもついているので、楽しい音楽に合わせながら絵本の読み聞かせをすることができます。主人公が動物園に「ペットを送ってほしい」とお手紙を書き、動物が送られてくるのですが、なかなか気に入らず、次々と送り返してしまいます。はたして、主人公のお望みの動物が送られてくるのでしょうか? というお話。

Elepahnt(ぞう)、Giraffe(きりん)、Lion(ライオン)など、ページごとに現われる鳴き声や特徴から動物たちを表す、おててサインを覚えながら英単語を一緒に覚えることができます。

ただ読み聞かせるだけではなく、絵本の途中で赤ちゃんに話しかけながら、おててサインをしてあげましょう。会話をするように話しかけるイメージです。

同じおうたや絵本を繰り返しおててサインと一緒に見せることで、赤ちゃんは自然と覚えていきます。そして、赤ちゃんと楽しくコミュニケーションをとりながらEnglishおててサインを使うことが大事ですと、加山先生はママたちへ語りかけます。

赤ちゃんとママのコミュニケーションツールとしてのおててサイン

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レッスン後、加山先生に改めてお話を伺いました。

Englishおててサインの魅力とはどんなところにありますか?

最大の魅力は、言葉で思いを表現できない赤ちゃんと、サインを使って意思疎通ができるということだと思います。

Englishおててサインで使用するサインは、日々の子育てと密着しています。例えば、おっぱいが欲しくて泣いて知らせたり、ママに突進してくる赤ちゃんには、「おっぱいが飲みたいの?」と日本語で話しかけますよね? それと同じように英語で「milk?」とか「Do you want milk?」と話しかけてmilkのサインを見せる。これを繰り返していると、赤ちゃんはただ突進してくるのではなくて、milkのサインをしながらママに近寄るようになってきます。

1才を過ぎると、赤ちゃんも経験を積んで欲求が増えてきます。でも、まだ言葉が追い付いてこないので、言葉では訴えきれません。そんなときに、おててサインを見て育ってきた赤ちゃんは、ママに訴える手段としておててサインを使ってくるのです。

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赤ちゃんの頃から自然と英語を耳にする環境を整えるきっかけに

Englishおててサインには0才からの英語教育という観点もありますか?

「英語教育」と言ってしまうと敷居が高い印象になってしまいます。考えてもらいたいのは、赤ちゃんの中には、これが英語、これが日本語という概念自体が存在しないということです。

「英語を覚えるのだ!」という構えたスタンスではなく、日々の生活の中で英語を自然と耳にする環境を整えることが、赤ちゃんが始めて英語と触れ合うベストな環境だと思います。

Englishおててサインは、身近なママが英語で話しかけることで、赤ちゃんがすんなりと英語と触れ合える自然な環境づくりに役立つのではないでしょうか? おててサインには、eatとかmoreといった子育てに必要不可欠なサインが多いので、毎日の生活に気兼ねなく取り入れることができると思いますよ。

英語教育はママが英語を楽しむことから始めましょう

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自宅でも英語でお子さんに話しかけることもあるという1才10ヵ月の女の子のママは、ご自身も海外の大学で学んだ経験があり、将来的には、子どもにも海外留学をしてほしいと望んでいらっしゃいます。

「中学、高校と教科書の英語を勉強してきましたが、大学生活で必要だったのは、日常英会話でした。例えば、おいしいという単語はdeliciousしか知りませんでした。Yummyの方が一般的に使われる単語なのですが、そういう生活に密着した英語を、早い段階から子どもには覚えていってほしいと思っています」と、体験談を語ってくださいました。

 

今回取材させていただいて、想像していた以上に、0才からどう英語に触れあうかについて考えさせられることになりました。

私達パパママ世代は、中学、高校と6年間もみっちりと英語を勉強しているはずなのに、大学生になっても物おじしてしまい積極的に英語を話せないというのが、日本の英語教育の現状です。

子どもたちに英語を実践的に学んでもらいたいと考えた時に大切なのは、赤ちゃんの段階から、英語を特別なものとして捉えず、身近な存在として自然と耳に入ってくる環境を整えること。それが、英語を覚える耳を育てることにつながるのではないのでしょうか? 実はそれって、そんなに大変なことではないのかもしれません。ママが英語の手遊びやお歌を楽しんで、赤ちゃんと一緒に英語を楽しむことから始めればよいのですから!

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加山 絵梨
英語英文学科卒 中学・高等学校教諭1種所得(英語)ホームステイや短期海外研修などを経験 大学卒業後、インターナショナルスクールで勤務。5才と2才の2児の母。Englishおててサインで子育てしその魅力にはまる。EBS協会にて認定講師資格所得(2013年)、ニューホープインターナショナルスクールでおててサインクラス講師(2015年)、新宿高島屋キッズクラブおててサインクラス講師 Me & You English Club おててサイン講師(2016年)。
Little ぱぷーすOHANA Englishおててサイン教室 目白・成増
公式サイト:http://ameblo.jp/otete-heart/

ライター:ブルア

プロフィール

ブルア

ライター:ブルア

絵本大好きライター。学生時代に英検2級を取得。
日本語と英語両方の出版がある絵本は、なるべく両方読むようにして英語の勉強を続けています。最近の図書館には、英語版も置いてあるので、とても助かります。
6歳と1歳になる女の子の叔母です。読み聞かせをする本は、なるべく文章が少なく、絵が楽しいものを選んでいます。楽しく英語を学んだ記憶は、子供たちの中に確実に残っていくと考えています。

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