
少し長めの絵本を子どもに読み聞かせたい時や、絵本の中身を覚えてもらいたいと思い始めた時は、どんな方法が有効でしょうか?
以前の記事(チャンツを使ってより楽しく♪ 幼児にオススメのチャンツとは?)では、歌やチャンツが効果的で、子どもの記憶に残りやすいとお伝えしましたが、他にも楽しみながら単語や内容が覚えられる方法があります。
それが、フラッシュカードの活用です。フラッシュカードは、少し難しい言葉や引用、キャラクターなどを覚えるのに最適で、子どもの想像力が記憶力を養い、自ら物語を作るための素地にもなります。
例えば、キャラクターカードと呼ばれるフラッシュカードを作ることも可能です。
まず、登場人物が多い絵本を親子で選んでみましょう。
例えば、モーリス・センダックの『Where the Wild Things Are』(かいじゅうたちのいるところ)はおすすめしたい絵本の一冊です。この本の主人公、マックス君は狼の衣装に身を包んだ後、想像の世界に入っていきます。自分の部屋がジャングルに変わって、「Wild Things」と呼ばれるいじわるな獣たちが住む島に船で行くことになるというお話です。
絵本を読み終えた後、物語に出てきた登場人物の名前を子どもに言ってもらいましょう。そして、フラッシュカードに名前を1枚ずつ書き、その下に登場人物の絵を書いてもらいます。キャラクターカードを作ることによって、どんな登場人物だったか子どもが想像力を働かせることができます。
絵本の中で描かれている絵と子どもがカードに描く絵はあまり似ていないかも知れませんが、子どもの想像力を尊重しましょう。フラッシュカードの作成が済んだら、平らな場所にカードを並べて、もう一度絵本を読みます。登場人物が出てくる度に、フラッシュカードで確認してみてください。
また、ボキャブラリーカードも有効です。ボキャブラリーカードは、発音や単語習得に役立ちます。ローラ・ジェフ・ニューメロフ作の『If You Give a Mouse a Cookie 』(もしもねずみにクッキーをあげると)は、ボキャブラリーカード作成にぴったりの一冊です。
小さい男の子がねずみにクッキーをあげるのですが、ねずみは次に牛乳を欲しがり、ストローを欲しがり、鏡を欲しがり、どんどんおねだりしてきます。ボキャブラリーカードは、子どもが知らない単語を選んで作ります。
例えば、「nail scissors」(爪切りばさみ)という単語を知らない場合、まずはカードに単語を書かせます。そして、絵本内でその単語の絵が載っているページを見せ、絵を描いてもらいます。たくさんカードが出来たら、コレクションとして集めておきましょう。絵本を読むごとに作ったカードを見ながら練習し、覚えていくことができます。
キャラクターカードでもボキャブラリーカードでも、早く英単語を覚えるのにフラッシュカードはとても有効です。子どもが大きくなった時、大好きだった絵本の内容を思い出したり、フラッシュカードを使って覚えた単語が記憶に残っていることでしょう。楽しい読み聞かせを♪
♦第1回 米留学生がナビゲート! アメリカでの読み聞かせ方法や定番絵本とは?
♦第2回 チャンツを使ってより楽しく♪ 幼児にオススメのチャンツとは?
翻訳:今西 由加
ライター:アマニ・キッド
アメリカ出身のアマニ・キッドです。テキサス州、ジョージア州、ヴァージニア州、ワシントンD.C、カリフォルニア州で育ちました。今は東京の大学に通う学生で、アルバイトで英語を教えています。趣味は、読書や音楽、写真や旅行です。
自宅でグローバル体験を!留学生のシッターサービスchezmo family
Facebook
最近ではキャラクターグッズも大人気の、アーノルド・ローベル作「Frog and Toad(がまくんと...
子どもに英語で絵本を読んであげたいけど、発音に自信がないと悩んでいるママ必見! ネイディブの発音を聴...
世界中で大人気のカラフルな絵本『はらぺこあおむし』(偕成社社刊)は、エリック・カールの代表作といって...
みなさんは普段LINEを使いますか? LINEといえば、トーク中に押すLINEスタンプはマストアイテ...
2010年に村上春樹翻訳による新版が出版され、途切れることなく多くの人に読み継がれている『おおきな木...
最近ではキャラクターグッズも大人気の、アーノルド・ローベル作「Frog and Toad(がまくんと...
子どもに英語で絵本を読んであげたいけど、発音に自信がないと悩んでいるママ必見! ネイディブの発音を聴...
世界中で大人気のカラフルな絵本『はらぺこあおむし』(偕成社社刊)は、エリック・カールの代表作といって...
みなさんは普段LINEを使いますか? LINEといえば、トーク中に押すLINEスタンプはマストアイテ...
2010年に村上春樹翻訳による新版が出版され、途切れることなく多くの人に読み継がれている『おおきな木...