こんにちは、元フレグランス販売員の竹中です。
紅茶ってやっぱり美味しいですね。
今回は紅茶系の香水を3つ紹介していきたいと思います。
その中でも周りの人と被らない、そしてひと際香りそのものが上質であるものを3つピックアップしました。
少しマニアックなものになりますので、是非楽しんでいってください。
1つ目:PENHALIGON‘S(ペンハリガン)のLOTHAIR(ロタール)
1つ目、「PENHALIGON‘S(ペンハリガン)」の「LOTHAIR(ロタール)」オードトワレです。
正直、紅茶系はこれ1本だけの紹介でもいいと思えるレベルです。
とても高貴で高級感のある香りです。
前から紹介したかったのですが持っておらず、今回手に入れたので特別に紹介したいと思います。
つけたては本当に”さわやかな潮風のような香り”です。
この香り自体が貿易で栄えた時代の紅茶を運んでいた船というのにオマージュを捧げた香りの一つになっています。
船のデッキに漂う潮風とか木の香り・紅茶などが大胆に混ざりあったとても壮大な香りです。
つけたての時点でうっとりしてきますし、これは他には似た香りは特になく唯一無二です。
時間が経つと中盤からは”スパイス地獄”と”天国の紅茶”。このミックスされたとても心地いい香りに変化していきます。
自身の肌では結構スイートな「ウッディー」系の香りが強めに香るのですが、人によってはよりマイルドな甘さが濃く出てきて「ミルクティー」っぽさを感じると思います。
とにかく丁度いい重たさで丁度良く甘いです。
この塩梅というのがとても気に入っています。
包容力のある人物像が思い浮かぶような、とても優しい香りです。
付けるだけでオシャレ度が倍率してもう10倍20倍うん倍になるような、とても高級感があります。
この香りのいいところですが、これほどエレガントで上品な香りなのですが、カジュアルスタイルにも合わせやすいです。
フォーマルスタイル向けの香りではなくて、本当にラフな格好にも合わせやすいようなとても万能性の高い香りになっています。
気になるのがやはり持続性です。
オードトワレという部類ですが、香り持ちは約5時間位します。
軽量感が香りにあり、大海原の船旅、この香りのコンセプト。
その爽快な世界観を味わわせてくれるような香りだと思います。
この香りは冬、12月1月2月に向けて温かみのある香りなのでぜひ試してみて下さい。
これは小さいサイズではなく、僕は正直フルボトルで欲しいですね。

2つ目:Liquides Imaginaires(リキッドイマジネール)のPhantasma(ファンタズマ)
2つ目、「Liquides Imaginaires(リキッドイマジネール)」の「Phantasma(ファンタズマ)」という香りです。
紅茶の落ち着いていてまろやかな香りです。
「ブラックティー」のちょっと濃厚な紅茶の香りプラス、ほんのり「シトラス」っていうのも効いていて、爽やかさも同時に感じられます。
時間が経つ程にこの香りはじわじわと温かくなってきます。
しかし印象としては逆で、クールでもあります。
プラス色気が感じられると言うセクシーな香りです。
例えるなら、仕事終わりの紅茶専門店のスタッフの人の匂い。
もう本当に仕事終わりで少しすれ違った時とかにもふんわり香るような、その優しい香り立ちですね。
この香りは、紅茶系の”まろやかさ”や”爽やかさ”プラスして”色気”を持った温かみのある香りで、この「ファンタズマ」も確実に冬向けになります。
これを付けると冬が来たなと思います。
スターバックスでホットホワイトモカを飲みながら小説を読みたくなるような、そんな穏やかな気持ちになる。そんな香りだと思いました。
ファッション的に言うと、ノルディック柄。
ノルディック柄のニットなんかに合わせてつけたい様な感じです。凄く合うと思います。
どれがいいとか優劣つけられないのですが、その中でも本当に自身はもうお勧めの一つになっています。
香り持ちは約4時間〜5時間程である程度長く濃厚に香ってくれます。
ただ、この「リキッドイマジネール」の「ファンタズマ」は値段が全く穏やかではないので、そこだけは本当にネックですね。
3つ目:VALENTINO(ヴァレンティノ)のDonna Rosa Verde(ドンナローザヴェルデ)
3つ目、「VALENTINO(ヴァレンティノ)」の「Donna Rosa Verde(ドンナローザヴェルデ)」オードトワレという香り。
これは凄く知名度が低い香水ですが、個人的には推したい、爽やか「アールグレイ」香水です。
2018年に一瞬日本で発売され、今ではアマゾンとか楽天市場とかでしか手に入らないのですが、本当にいい香りなので今回紹介させていただきます。
一応なんですが、「ヴァレンティノ」の香水を取り扱う「VALENTINO BEAUTY(ヴァレンティノビューティー)」というのが日本上陸したので、もしかしたらそこでいつかまた再販される可能性もあるかもしれません。
ただ現状、復刻しない限り正規品はもう購入出来ないかと思いますが、いい香りなので紹介していきますね。
「ローザヴェルデ」っていうネーミングについてなんですけど、これは”緑のバラ”という意味を持っています。
香りとしては、”フレッシュな柑橘”と”青々しい草の香り”から始まってきます。
つけたてで例えるなら、”芝生が広がる朝一の公園の香り”のようなとても新鮮な香りです。
次第にほろ苦い緑茶の茶葉のような香りが出てきます。
ティー系香水と言えば、スモーキー系や甘味が出てくるものが多いですが、これは甘みではなく苦みというのが特徴的で、少しビターでその中に少しだけ爽やかさも加わっているという、爽やかな大人テイストの紅茶系香水になっています。
個人的には、茶葉が詰まった袋をそのまま開けて嗅いだ時のあの爽快な香りに近いなと思いました。
香りとしては甘さというのが一切無いので、とても快活でポジティブで躍動感のあるティー系香水のイメージです。
印象としては都会的で、東京とか福岡とか大阪とかもその様な感じの都会的な場所。
もっと具体的に言うならば、二子玉川でドッグランを楽しむ若奥様と若旦那様です。
二子玉川は東京では本当お金持ちタウンと言われている場所です。
他に言うと、高級セレクトショップのアパレル店員さんがつけてそうです。今の二つはもう完全に偏見ですが‥そちらはご了承お願いします。
年齢で言うと、25〜32歳位で、少し大人に向かっている方という感じです。
香り持ちは約2〜2時間半位で、そこまで長くはないですが、爽やかさとこの軽やかなつけ心地っていうのが凄くいいなと思います。
男性でも女性でも清潔感のある印象で、プライベートでも仕事でもどこでも軽やかにつけられるような、年中使いやすい香りになっています。
まとめ
今回紹介した紅茶系の香水3つの中でも、「VALENTINO(ヴァレンティノ)」の「Donna Rosa Verde(ドンナローザヴェルデ)」オードトワレは明らかに一番爽やかですね。
そして、1つ目の「PENHALIGON‘S(ペンハリガン)」の「LOTHAIR(ロタール)」オードトワレが、ややまろやか・少し重たいかなと思います。
2つ目の「Liquides Imaginaires(リキッドイマジネール)」の「Phantasma(ファンタズマ)」が一番ヘビーな紅茶系の香りになっています。
という訳で、3つ紹介させていただきました。
紅茶系香水は他にも、「Miller Harris(ミラーハリス)」の「Tea Tonique(ティートニック)」という香水もあるのですが、ミルクティーのような香りで穏やかな気持ちにしてくれて、自身とても大好きな香りの一つです。
ですが、今年のフレグランス大賞に選ばれるほど、やはり知名度とか人気度・支持率があるので今回は除外しました。
それを抜きにして、お勧めのものを3つ選んだので、ぜひ気になるものがあったら参考にして頂ければと思います。
ということで、お勧めの紅茶系香水3選、以上になります。
では次の香りで会いましょう!
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